パイオニアのプライベートシリーズの中でも最後の傑作がBシリーズだと思っています。
そしてBシリーズの最高峰モデルがB9です。
Kenwood G7 Sony Liberty v950といった、最強のライバルに向けてパイオニアが送り出した旗艦モデルがB9のご紹介です。
標準価格214800円です。ちなみにB7はKENWOODのROXY G5の登場に合わせるかのように少し後発で発売されています。このB7の価格は標準価格179800円この価格はG5を意識した価格設定で型番で超えるという戦略も兼ねています。
B7・B9は見た目はマニアでしか識別できないぐらいのものではあります。
アンプに関しては外見では型番でしかわかりません(笑)
このアンプB7と外見は同じですがB7の90w+90wよりハイパワーな105W+105Wの出力で4fsデジタルフィルター、ツインDAC搭載しています。
内部もB7よりもはるかに大型化されたヒートシンクにより明らかな違いを感じます。むしろ中を見て初めて違いを感じるというのがマニア心をくすぐるのかもしれませんね(笑)
このプリメインアンプは、ブルーのLED表示が見た目をより美しくし、パワフルにデジタル音源を鳴らし切ります。
そしてこのブルーのLEDユニットは不具合も多くなかなか綺麗な状態を探すのが困難であります。
このアンプのこだわりはこのLED表示にあると感じるぐらいB9を美しく表現しているし、バブルコンポの表示の華やかさは音以上に見た目の美しさだと思っています。
年に1個2個しかB9は組み上げることができないというのもこのあたりが困難である為です。
液漏れもなくきれいに輝くLEDは価値ありです。
そしてボリューム関係もこの機種はメンテが必要となります。一度解体して磨き上げます。
B9のボリュームユニット
シャーシ・ヒートシンクもきれいに洗っています!
この大型化されたヒートシンクはB9だけのものです。
シャーシもきれいに洗いあげています。ミニコンのアンプは埃だらけでぐちゃぐちゃなのです。やはり30年という月日が物語ります。
B9専用D/Aコンバーターも端子を磨き上げます。
この時代はアンプにD/Aコンバーターを搭載するというのが主流でPIONEERもこのながれをとっていました。
光でダイレクトというのがデジタル音源を一番音質よく劣化無しでという事だったのでしょう・・
このD/AコンバーターもBOX化するパイオニアのこだわりでしょうか。
SONY・KENWOODは基板で普通に搭載されています。
なかなかお金をかけていてもアピールポイントが解りにくいとこでもありますねw